創業ゼミナール奮闘記1回目

セミナー会場
セミナー会場

 7月4日(土)今日から毎週土曜日5回にわたって、千葉商工会議所主催の「創業ゼミナール」に参加することになりました。

 会場は、千葉駅から徒歩10分中央公園のすぐ横にあるツインビル2号館で行われました。

 参加者は約60名程でしたが、予想は20名ぐらいだと思っていましたので、ちょっとびっくりしました。

 カリキュラムは9:30から16:30までビッシリです。結構タフなゼミナールですが、意外と眠くならずに終わりました。

 午前中は「成功する創業者の条件」と題して、セールスプロモーション研究所の小川守先生の講義でした。講義の中で先生は「創業は安し、継続は難し」と何度も繰り返し述べておられました、10数年ここで創業者を育て見てこられた方の言葉がグサっときました。

 また「今時ホームページを持たない会社なんて、信用がおけないよね」と言われ、またまたグサっときてしまいました。

 実は僕は、ITの専門家を名乗っていながら、人様のホームページは作るのに自分のホームページを作っていなかったのです。

 4月に起業して3ヶ月、生活を軌道に乗せるのに必死で、自分のことに手が回っていなかったことに気づき、急遽ホームページを立ち上げました。

 さらに、午後の講義の中では失敗する創業のパターンとして「新市場に新技術で進出する」というのが一番危ないのだそうです。

 グサ!グサ!グサ!ななんと自分は今回その手で行こうと思っていたのですが・・・涙。

 IT業界で33年もやってくると、常に最先端の技術で新規市場を切り開くという考え方が染み付いてしまっているのです。

 東京の大企業を相手にしているときは、それが当たり前だったのですが、SIerというところは正直言って中小企業を相手にしていません。そんな業界に疑問を感じ日本の企業の95%を占める中小企業にITを広めるにはどうしたらいいのかと考えてたどり着いたのが、「最先端のクラウドコンピューティングを使えば、高品質なサービスを低価格で提供することができる」、これからは中小企業の時代が絶対にやってくる。

そんな思いがあったのです。

 僕には中小企業という市場がブルーオーシャンに見えていたのです。それなのに・・・ひょっとすると事業失敗するかも・・ショボン。

 でも待てよ、そんなことでくじける、弱弱の決意で起業したのではなく、もっと信念に基づいて行動したはずなのだ。

 中小企業は自分にとっては新規市場かもしれないが、IT化はすでに普及していて、経理システムは導入しているだとろうし、メールやスケジュール管理だってパソコンでやっているし、グループウエアだって使っているかもしれない。ただ、大企業のようにITに投資できないから、そこそこで我慢しているのではないか、つまりその成熟した市場に、新技術であるクラウドコンピューティングで挑むことなのだ。

こう考えれば、逆に成功パターンではないか・・・ということに気づたのです。

 このようなことを考えながら、講義を聴いていたので、ぜんぜん眠くなりませんでした。

 小川先生の講義は、いろいろな意味で「気づき」を与えていただいたと思います。

 

午後のもうひとつの講義には、OBの体験談ということで、株式会社PLUS-Yの永田洋子先生の講義を聴きました。

 

アメリカ留学、田舎に就職、お父様の介護、30過ぎてからの大学院卒業等、若いのにたくさん苦労してこられて、おじさんの僕の目から見ても、立派な経営哲学を持っておられる方だなと感じました。

きぽーるに事務所を持っておられるとのこと、自分もきぽーるには、ほとんど毎週いっているので、今度お目にかかったら、会話してみたいと思いますので、先生よろしくお願いします。

 

長い1日でしたが、講義というのは丸呑みにするのではなく、考えながら聴くことで、自分の「気づき」を発見することが出来る、ということを教えられた1日でした。

来週は、終わった後、懇親会だということなので、友達ができればいいなと思っています。