創業ゼミナール2回目

2009年7月11日(土)創業ゼミナール第2回目です。午前中は、前回と同じくSP研究所の小川守先生の講義で、「創業後の販路開拓」~ベンチャー企業の営業システム~と題してお話を聞きました。流通構造をモデルにした講義では、ビーズアクセサリーの会社を事例に挙げて「ベストスモールカンパンニー」について教えていただきました。「販売チャネル開拓」では、SC(ショッピングセンター)、HC(ホームセンター)、CVS(コンビニ)、EC(e-コマース)、その他(カタログ販売・行商等)いろいろありますが、広げすぎないで2つぐらいに絞ったほうがよいということでした。「市場開発計画」では販売チャネル、販売条件、営業体制、販売促進体制、サービス体制、顧客管理体制について計画の立て方について勉強しました。特に販売チャネル・販売促進ではネットショップのサイト構築で600万円~700万円かけてシステムを開発した会社がある事例や、そのネットショップのために、受注から出荷までを担当するアルバイトを、月5万円で大学生を雇ったという事例が参考になりました。「営業活動の理念」ではできるだけ変わらないものを作りなさいとのことで、たぶん普遍的な真理を貫きなさいとおっしゃったのだと感じました。「営業活動のプロセス管理」では成果はプロセスの充実度に正比例する!!と定義されましたが、手前ミソになりますが、これはSalesforceがもっとも得意とするシステムで、ちょっとうれしかったです。「営業力強化7つの行動条件」は①会社の信用力、②顧客への有益情報提供、③営業社員の人間性、④プレゼンテーション技術、⑤企画・提案力、⑥コミュニケーション能力、⑦商品知識力と定義され、先生独特の理論として面白かったのは、コミュニケーションはL字ではなくE字を目指しなさいという部分でした、つまり、企業との付き合いは1本の線ではなく3本の線でつながるようにすれば、1本が切れても残りの2本で企業との付き合いが維持できるということで、フムフムなるほどと思いました。

 

午後は、司法書士法人つばさ総合事務所 所長 大久保博史先生の講義でした。

今年39歳のイケメン先生で、熱血漢、熱いというキーワードが似合うやり手の先生です。司法書士というと理屈ばかりで、融通の利かない人なのかと思いきや、先生自身も創業を経験し、最初の2年間は苦しい時期があったとのことで、最初は社会貢献より今日・明日の売り上げが大事なんです、なーんて、とても親近感のもてる講義でした。創業したからにはまずはお金儲けのすすめというのが、いやらしく聞こえないのは先生の人柄であり、マズローの欲求階層論 という理論に裏打ちされた発言だからです。

また起業に対しては、自らを信ずる者になりなさい。「信ずる」+「者」=「儲かる」という字になるのです。うん!なるほど!!

会社設立の話や、税金の話については、「まだ儲かってもいないのに、そんな話するな」と思うかも知れませんが、皆さんが営業する相手は、すでに商売をしている人たちです。そこではこんな話も出るでしょう。知識を持っているのと持っていないのとでは、商売に差が出るのです。金儲けのためならなんでもするのが私のモットーなんですという気持ちで、勉強してください、というくだりは、聞いているものの気持ちを察しながら、共感を呼ぶ会話術といいますか、なんでもポジティブに考えようという気持ちにさせていただきました。

 

こうして、第2回目が終了し、17:00からは懇親会が行われました、その様子はこちらのページをごらんください。

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コメント: 1
  • #1

    小滝 (日曜日, 12 7月 2009 21:36)

    大久保先生はとても熱い方でしたね!
    来週も楽しみです♪